トップページでも書きましたように、CGパースは完成イメージを絵で表現する時に使います。
完成したCGパースを見ると、写真と見間違うようなものもあれば、完全に絵と分かるものもあります。
この違いは
1.どのような表現をしたいのか?
2.何に使用するのか?
3.伝える相手にどのようなイメージを持ってもらいたいのか?
これらの要因に合わせて制作する前から変えているからです。
さらに、制作するデザイナーによっては同じものを制作しても仕上がりの質が変わってきます。
上記のCGパースはどれもノベリティ商品です。広告代理店から飲料メーカーに提案する際に使用しました。
ノベリティ商品の場合、どのような素材を使い、どのような仕上がりにするか?で商品の質が変わります。
メーカーの方は、いくらノベリティとは言え、あまり見栄えの悪い物になってしまうと、実際の商品(飲料)イメージやブランドイメージへの影響を気にされるでしょうから、ノベリティの製作前に完成イメージをしっかり確認しておきたいのでしょう。
そうなると、営業マンの手書きイラストでは役不足となり、CGパースが役立ちます。
上記のCGパースはいずれも2Dで制作しています。料金は1点あたり15,000円~ と手頃な金額で出来ます。
CGパースと言えば、やはり多いのが建設関係です。数多くあるCG制作会社の中で、8割以上が建設関係の仕事をしているのではないでしょうか。
下の画像は当社で以前制作した橋梁のCGパースです。
最近の公共工事では工事現場のイメージアップとして、近隣の方々に対して工事内容を紹介するインフォメーションセンターを作ったり、現場見学会を開催することがあります。
その一環として制作したのが下記のCGパースです。完成する橋梁の構造を説明する為に作りました。
これなどは実際に工事が終了しても、コンクリートで囲まれた内部を見せる事は出来ませんから、やはりCGが必要となります。
全部で4つの視点から見たパースが含まれていますが、これは3Dで1つの橋梁を制作した後に角度を変えて切り出しているのです。
完成品としては1つにまとめていますが、4カット分の料金となります。
ちなみに下記のCGパースの料金は、500,000円(+消費税)でした。
コンクリートを半透明で表現し、内部を見せています。
この橋梁は構造的にはPC橋梁と呼ばれる構造物で、内部の針金のような線はPC鋼棒と言われる材料です。
日本ではコンクリートで道路や建物を作る場合、強度を増す為に中に鉄筋を入れます。(通称、鉄筋コンクリート)
しかし橋梁のように長い構造物を作る場合は、橋梁その物の重さで折れてしまいます。そこで登場するのがPC鋼棒です。
PC鋼棒が内部でコンクリートを非常に強い力で内側に押し付けて折れないようにするのです。
下記のCGパースは古い建物を解体し、区画整理して造成してから住宅地として販売する時に使用しました。
これも上記の橋梁と同様に、3Dで制作しています。完成品のCGパースは1カット(1つの視点)ですが、制作する途中で角度を決めているのです。
それが下記の3つの違うアングルです。
通常、CGパースを制作する時には大まかな形状を作った時点で角度を決め、その後に仕上げをするのです。
実際には真ん中のアングルで決定して、それを仕上げたものが上の完成品です。
このCGパースの料金は、150,000円(+消費税)でした。
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